『見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界』
2023/7/19-7/30
原題:Beyond the Visible – Hilma af Klint
監督:ハリナ・ディルシュカ
撮影:アリシア・パウル、ルアーナ・クニップファー
編集:アンチェ・ラス、マリオ・オリアス、ハリナ・ディルシュカ
出演:イーリス・ミュラー=ヴェスターマン、ユリア・フォス、ジョサイア・マケルヘニー、ヨハン・アフ・クリント、エルンスト・ペーター・フィッシャー、アンナ・マリア・ベルニッツ
声の出演:ペトラ・ファン・デル・フォールト
配給:トレノバ
後援:スウェーデン大使館
2019/ドイツ/94 分/英語、ドイツ語、スウェーデン語
<Story>20 世紀初頭、唯一無二のビジョンを確立し、カンディンスキーやモンドリアンより早く、独自の手法で抽象的絵画を描いていた画家がいたー
その名は、ヒルマ・アフ・クリント。1862 年にスウェーデンに生まれた彼女は、スウェーデン王立美術院で美術を学び、卒業後、当時の女性としては珍しい職業画家として、伝統的な絵画を描き、成功を収めていた。一方、彼女は多感な青春期から霊的世界や神智学に関心を持っており、それは妹を亡くしたことでより強くなる。神秘主義に傾倒した彼女は、独自の表現の道を歩みはじめ、同じ思想を持った 4 人の女性芸術家と結成した芸術家集団「5 人(De Fem)」での活動やルドルフ・シュタイナーとの出会いなどを経て、一層輝きを増していく。しかし、同時代の画家たちが新たな芸術作品を発表し、広く展示を行う中、彼女自身の革新的な作品を公表することはなかった。そして、死後 20 年間はそれを世に出さないように言い残し、この世を去った…