Aki Kaurismäki アキ・カウリスマキ
脚本、監督、編集、プロデューサー
1957年4月4日フィンランド、オリマティラ生まれ。大学でコミュニケーション論を学ぶ。映画評論家としてキャリアをスタートさせるが、評論だけにはとどまらずシナリオ作家、俳優、助監督など数々の仕事に携わる。1981 年には兄のミカとともに制作会社 ヴィレアルファ 、1986 年にミッドナイトサン映画祭、1987 年に配給会社 センソ・フィルム を立ち上げる。またヘルシンキ中心部で<コロナ・バー><カフェ・モスクワ>というバーが併設された映画館<アンドラ>も運営していたが2019 年に閉館。2021 年、ヘルシンキ北西の小さな町カルッキラに映画館<キノ・ライカ>を友人とともにオープンさせた。 1983 年に初長編監督作品『罪と罰』を発表。86 年には『パラダイスの夕暮れ』がカンヌ映画祭監督週間をはじめ各国の映画祭に招待され、世界の映画人の注目を集める。日本では90 年に『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』で注目されて以降、全ての監督作が公開され、とりわけ『浮き雲』、『過去のない男』、『ル・アーヴルの靴みがき』などは大ヒットを記録した。新作公開の度に熱狂的なファンを増やし続けている。
(『枯れ葉』・プレス資料より抜粋)
当店のコンセプトは、先述の映画館<キノ・アンドラ>に大きな影響を受けております。Cine Grullaでは新作『枯れ葉』上映を記念して、3月末までアキ・カウリスマキ監督の過去作品を一気に上映いたします。熱烈ファンの方も、未体験の方も。ジワるあの世界をスクリーンで一緒に味わいましょう!!
(Cine Grullla 中嶋)
<Program>
1.31 wed –
『枯れ葉』
2023年/フィンランド・ドイツ/81分
2.7 wed – 2.18 sun
“Proletariat Trilogy” 労働者三部作
『パラダイスの夕暮れ』
1986年/フィンランド/カラー/74分
『真夜中の虹』
1988年/フィンランド/カラー/73分
『マッチ工場の少女』
1989年/フィンランド・スウェーデン/カラー/69分
2.21 wed – 3.2 sat
“Eary 90’s”
『コントラクト・キラー』
1990年/フィンランド・イギリス・ドイツ・スウェーデン/カラー/80分
『ラヴィ・ド・ボエーム』
1991年/フランス・イタリア・スウェーデン・フィンランド/モノクロ/103分
『愛しのタチアナ』
1993年/フィンランド/モノクロ/62分
3.6 wed – 3.17 sun
“Eary works”
『罪と罰』
1983年/フィンランド/カラー/93分
『カラマリ・ユニオン』
1985年/フィンランド/モノクロ/80分
『ハムレット・ゴーズ・ビジネス』
1987年/フィンランド/モノクロ/89分
3.20 wed – 3.31 sun
“Loser Trilogy” 敗者三部作
『浮き雲』
1996年/フィンランド/カラー/95分
『過去のない男』
2002年/フィンランド/カラー/97分
『街のあかり』
2005年/フィンランド/カラー/79分
4.3 wed – 4.14 sun
“Leningrad Cowboys”
『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』
1989年/フィンランド・スウェーデン/カラー/79分
『トータル・バラライカ・ショー』
1993年/フィンランド/カラー/55分
『レニングラード・カウボーイズ モーゼに会う』
1993年/フランス・イタリア・スウェーデン・フィンランド/カラー/94分
4.3 wed – 4.14 sun
“Aki’s Silnet Film”
『白い花びら』
1999年/フィンランド/モノクロ/音楽付きサイレント/78分