『ミソングス・フォー・ドレラ』
2023/2/12-2/25
原題:Songs for Drella
監督・撮影:エドワード・ラックマン
出演:ルー・リード、ジョン・ケイル
歌詞全訳:林かんな
配給:オンリー・ハーツ
1990年-2021年(4Kレストア版)/55分/アメリカ
http://drella.onlyhearts.co.jp/
🄫1990 Initial Film and Television / Lou Reed and John Cale
<Story>アンディ・ウォーホルとルー・リードの化学反応から生まれた、伝説的な元祖アングラロックの旗手、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド。その両雄、ルー・リードとジョン・ケイルが、1968年の決別以来21年ぶりに共演した無観客ライヴの記録映画。彼らにとって圧倒的なメンターであり愛憎ともなう友人ウォーホル追悼のために行ったもので、ウォーホルの死後3年近く経てからのことだった。ウォーホル、リード、ケイル三者の悔恨と情愛が極限で交錯したライヴパフォーマンスは唯一無二。シンプルなカメラワークで記録したのは、『エデンより彼方に』と『キャロル』でアカデミー賞撮影賞ノミネートの名匠エドワード・ラックマン。
ウォーホルに対する問いかけまたはウォーホル自身が語る設定の、リードとケイルが共同で書き下ろした15曲。二人は歌を交換する形で神話的なウォーホルの生涯にオマージュを捧げる。長い間失われたと考えられていたオリジナルネガだが、ラックマン監督がトッド・ヘインズ監督『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド』(2021)の撮影を進める過程で発見。オリジナル16㎜ネガから4Kで復元したのが本作。
*「ドレラ」とはドラキュラ+シンデレラの意味で、ウォーホルのニックネーム