












『フィシスの波文 + INPERFECTION』
2025/9/3-9/23
本編85分上映後、本作のサウンドトラックを制作したフレッド・フリス氏の音楽メイキング映像「INPERFECTION」(14分)を併映いたします。
また、9/14日曜日の上映後、『フィシスの波文』企画・製作・プロデューサー 株式会社SASSO代表 河合早苗氏をお迎えしてゲストトークを開催します。
英題:Ripples of Physis
監督・撮影・編集:茂木綾子
出演:千田堅吉(唐長十一代目 唐紙屋長右衛門)、千田郁子(唐長)、鶴岡真弓(芸術人類学者)、ピエール=アレクシィ・デュマ(エルメス アーティスティック・ディレクター)、戸村浩(美術家)、皆川明(デザイナー / mina perhonen 設立者)、門別徳司(アイヌ猟師)、貝澤貢男(アイヌ伝統工芸師)ほか
サウンド:ウエヤマトモコ
音楽:フレッド・フリス
タイトル考案:中沢新一(人類学者)
宣伝美術:須山悠里
プロデューサー:河合早苗
企画・製作・配給:SASSO CO.,LTD.
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)、独立行政法人日本芸術文化振興会
2023年/85分/日本/カラー・モノクロ/1.90:1/ステレオ
公式HP:https://physis-movie.com/
人はなぜ文様を描くのか?
京都に400年受け継がれる唐紙を起点に、文様にかたどられたフィシス(あるがままの自然)を辿る。
<Story>京都の唐紙工房「唐長」は、和紙に文様を手摺りする唐紙を400年間継承してきた。その手仕事の現場から、本作は始まる。
植物文、雲や星を表す天象文、渦巻きや波文などが刻まれた江戸時代の板木に、泥絵具や雲母を載せ、和紙に文様を写していく。その反復によって生み出される唐紙の、息をのむような美しさ。あるがままの自然のかたち、動き、リズム、色合い。文様と、自然の「かたち」や「気配」をカメラは丁寧に追っていく。
葵祭や祇園祭、寺社や茶事の空間に息づく文様。1万年余り前のイタリアの線刻画や古代ローマの聖堂を飾るモザイク。北海道のアイヌの暮らしに受け継がれている文様。まるで文様に導かれるように、時空を超えて旅は繋がっていく。
エルメスのアーティスティック・ディレクター、デザイナーの皆川明(ミナ ペルホネン)、美術家の戸村浩は、自然からのインスピレーションと、自らの創作について真摯に語る。密やかに行われるアイヌの儀式や山の神への祈りは、人と自然と文様との関係性を、より鮮明に浮きあがらせる。
小さな京都の工房から多層的に拡がる文様を巡る旅の記録が、私たちが忘れてしまった大切な感覚、全人類の古層とのつながりを思い出させてくれる。
🄫 2023 SASSO CO.,LTD.