『存在のない子供たち』
2020/11/15-11/29
<あらすじ>
わずか12歳で、裁判を起こしたゼイン。訴えた相手は、自分の両親だ。裁判長から、「何の罪で?」と聞かれたゼインは、まっすぐ前を見つめて「僕を産んだ罪」と答えた。中東の貧民窟に生まれたゼインは、両親が出生届を出さなかったために、自分の誕生日も知らないし、法的には社会に存在すらしていない。学校へ通うこともなく、兄妹たちと路上で物を売るなど、朝から晩まで両親に劣悪な労働を強いられていた。唯一の支えだった大切な妹が11歳で強制結婚させられ、怒りと悲しみから家を飛び出したゼインを待っていたのは、さらに過酷な“現実”だった。果たしてゼインの未来は―?
監督・脚本・出演:ナディーン・ラバキー『キャラメル』(07)
出演:ゼイン・アル=ラフィーア
ヨルダノス・シフェラウ
ボルワティフ・トレジャー・バンコレ
原題:Capharnaüm
配給:キノフィルムズ/木下グループ
2018年/レバノン・フランス/125分
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