『ダンシング・ベートーヴェン』
2022/4/17-4/30
原題:Beethoven par Béjart
振付:モーリス・ベジャール
監督:アランチャ・アギーレ
音楽:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲『交響曲第9番 ニ短調 作品 125』
出演:マリア・ロマン、モーリス・ベジャールバレエ団、東京バレエ団、モーリス・ベジャールバレエ団 芸術監督 ジル・ロマン、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督 ズービン・メータ
配給:シンカ
2016年/スイス・スペイン/83分/フランス語・英語・日本語・スペイン語・ロシア語
©Fondation Maurice Béjart, 2015 ©Fondation Béjart Ballet Lausanne, 2015
<Story>1964年にブリュッセルのシルク・ロワイヤルにて初演され、20世紀バレエ史上に残る傑作と謳われた伝説のステージがある――天才振付家モーリス・ベジャール率いる20世紀バレエ団が踊ったルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの最高峰『第九交響曲』の舞台だ。世界各地でセンセーションを巻き起こし、1978年のモスクワのクレムリン宮殿での上演を最後にベジャールにより封印されてしまう。その後、1999年のパリ・オペラ座のパリ公演を最後に途絶え、2007年のベジャール亡き後は、再演は不可能とされてきた。総数80人余のダンサーにオーケストラとソロ歌手、合唱団を加え、総勢350人に及ぶアーティストの力を結集した他に類をみない大規模なスケール。合唱団や独奏者が必要であるばかりか多くの優秀なダンサーが不可欠であるため、本作は長年上映が実現しなかった。だが、15年後の2014年に、東京バレエ団創立50周年記念シリーズ第7弾として、東京バレエ団とモーリス・ベジャール・バレエ団の共同制作として空前絶後の一大プロジェクトが実現した。