『英雄の証明』
2022/9/4-9/18
原題:GHAHREMAN
英題:A HERO
監督・脚本・製作:アスガー・ファルハディ
製作:アレクサンドル・マレ=ギィ
共同製作:オリヴィエ・ペール、レミ・ブラー
撮影監督:アリ・ガーズィ
脚本:ガザル・ラシディ
編集:ハイデー・サフィヤリ
衣装:ネガル・ネマティ
美術監督:メーディ・ムサ
出演:アミル・ジャディディ、モーセン・タナバンデ、サハル・ゴルデュースト、サリナ・ファルハディ 他
日本語字幕:金井厚樹
字幕監修:ショーレ・ゴルパリアン
配給:シンカ
提供:シンカ、スカーレット/シャ・ラ・ラ・カンパニー/Filmarks
後援:イラン・イスラム共和国大使館イラン文化センター/在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
文部科学省選定 一般劇映画(青年、成人向き)
2021年/イラン・フランス/ペルシア語/2.39:1/5.1ch/127分
© 2021 Memento Production – Asghar Farhadi Production – ARTE France Cinéma
<Story>元看板職人のラヒムは借金を返せなかった罪で投獄されている服役囚だ。そんな彼の婚約者が、偶然にも17枚の金貨が入ったバッグを拾う。それは将来を誓い合った恋人たちにとって、まさしく神からの贈り物のように思えた。借金を返済さえすれば、その日にでも出所できるラヒムは、金貨を元手にして訴訟を取り下げてもらおうと奔走するも示談交渉は失敗。いつしか罪悪感を持ち始め、金貨を落とし主に返すことを決意する。するとそのささやかな善行は、メディアに報じられ大反響を呼び“正直者の囚人”という美談の英雄に祭り上げられていく。吃音症の幼い息子もそんな父の姿を誇らしく感じていた。借金返済のための寄付金が殺到し、出所後の就職先も斡旋されたラヒムは、未来への希望に胸をふくらませる。ところがSNSを介して広まったある噂をきっかけに状況は一変し、周囲の狂騒に翻弄され、汚された名誉を挽回するためラヒムは悪意のない嘘をついてしまう……。