『陽炎座』 鈴木清順監督生誕100年記念「SEIJUN RETURNS in 4K」
WATCH NOW2024/11/13-12/1
英題:Kagero-za
監督:鈴木清順
原作:泉鏡花
脚本:田中陽造
出演:松田優作、大楠道代、中村嘉葎雄、加賀まりこ、原田芳雄、楠田枝里子、大友柳太朗、麿赤兒
撮影:永塚一栄
照明:大西美津男
美術:池谷仙克
録音:橋本文雄
音楽監督:河内紀
編集:鈴木晄
記録:内田絢子
製作:荒戸源次郎
4Kデジタル完全修復版監修:志賀葉一、藤澤順一
デジタル修復:IMAGICAエンタテインメントメディアサービス
提供・配給:リトルモア
共同配給:マジックアワー
1981 年/シネマ・プラセット/139 分/スタンダード
公式HP:https://littlemore.co.jp/seijun4k/
美しい女たちの愛と憎しみの渦に引き込まれ翻弄されながら、現世ともあの世ともつかない妖しい世界をさまよい歩く主人公に、鈴木清順の大ファンだったという松田優作を迎えた三部作第二弾。
大正末年の1926年。新派の劇作家・松崎春孤(松田優作)は、落とした付け文が縁で品子(大楠道代)という美しい女に会う。その後三度続いた出会いをパトロンの玉脇(中村嘉葎雄)に話すが、品子と一夜を共にした部屋が、玉脇の邸宅の一室とそっくりなことを発見して…。
<清順美学>と豪華な俳優陣との邂逅によって、より妖艶に、より耽美な映像世界が繰り広げられている 【浪漫三部作】の第二作。
奔放華麗な色彩美と意表をついた映像は「フィルム歌舞伎」とも呼ばれ、驚きとともに大きな喝采を浴びた。
美しい女たちの愛と憎しみの渦に翻弄される男を演じた松田優作には、他の出演映画では見ることが出来ない、弱い男ゆえの魅力に満ち溢れている。
原作は耽美派的世界の巨匠・泉鏡花の同名小説。『ツィゴイネルワイゼン』に引き続き田中陽造が脚本を担当。
*1981年度 キネマ旬報ベストテン日本映画第3位
*第27回キネマ旬報賞:助演男優賞(中村嘉葎雄)/助演女優賞(加賀まりこ)受賞
*第5回日本アカデミー賞:最優秀助演男優賞(中村嘉葎雄)/優秀脚本賞(田中陽造)/優秀助演女優賞(加賀まりこ)/優秀撮影賞(永塚一栄)/優秀照明賞(大西美津男)受賞