
『IT‘S NOT ME イッツ・ノット・ミー』
2025/4/30-5/18
原題:C’est Pas Moi
英題:It’s Not Me
監督:レオス・カラックス
撮影:カロリーヌ・シャンプティエ
出演:ドニ・ラヴァン、カテリーナ・ウスピナ、ナスチャ・ゴルベワ・カラックス
配給:ユーロスペース
第77回カンヌ国際映画祭カンヌ・プレミア部門正式出品
フランス/42 分/2024 年/カラー&モノクロ/1.78:1
公式HP:http://www.eurospace.co.jp/itsnotme/
ついぞ実現しなかった展覧会のために、
ポンピドゥーセンターは映画監督に
この質問への回答を映像で求めた。
「レオス・カラックス、いま君はどこにいる?」
彼は答えようとした――でも謎ばかりだ。
彼について、そして“彼”の世界について。
「分からない。でも分かれば、こう答えるだろう…」
レオス・カラックス
<Introduction>レオス・カラックス最新作『IT’S NOT ME イッツ・ノット・ミー』。それは「これは私ではない」と題されたセルフポートレート。カラックスが初めて自ら編集しためまいのようなコラージュ。「鏡を使わず、後ろ姿で描かれた」自画像。子供の始めての嘘(フィクション)のような「僕じゃない」という言い訳――。
2024年のカンヌ国際映画祭プレミア部門で初公開され、大きな注目と関心を集めた本作は、ルモンド紙が「五つ星・傑作」としたのを始め、「ゴダールの精神的後継者による心揺さぶるエッセイ」「カラックスのとてつもない宇宙」と高く評価された。アメリカでも秋のニューヨーク映画祭で「多彩なヴィジュアルスタイルのシネエッセイ」「2024年の最も颯爽とした映画」と高評が続き、同映画祭に参加していたイザベル・ユペールも「100%レオス・カラックス映画。この映画にとても心を動かされた」と語っている。
©Jean-Baptiste-Lhomeau
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